「東京の街が奏でる」と「我ら、時」

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先日発表になった小沢健二コンサート「東京の街が奏でる」のチケット申し込みの抽選結果、みなさんどうだったでしょうか? わたしはあいにく全滅だったのですが、素晴らしいオザケン仲間の助けを得てどうにかちゃんと観に行けることになりました。バンザイ!

どうもわたしの感触的には当選確率5割弱という感じで、外れに外れたひふみよの時よりはほんの少し当たりやすくなっていた気がします。申込みが一回切りだったので、外れたときのショックが大きいですが。

でも、まだ当選したのに支払いのチケットがあったときには、二次抽選があるという話です。2月6日(月)13時に二次抽選が行われるかどうか発表されますので、注意してみてください。チケット当選した方は、明日2月3日23:59までに支払いを済ませないと当選が無効になってしまようなので、こちらもよくよくお気をつけください。

そして、先日の「良いお知らせ」がなんだったのかも発表されています。残念ながら期待していたニューアルバムのリリースではなかったのですが、3月16日からパルコミュージアムで「我ら、時」と題する展覧会が開催されることになったようです。

パートナーであるエリザベル・コールと一緒にやるイベントということで、オザケン好きの方は「おばさんたちが案内する未来の世界」を思い起こされるのではないでしょうか。2007年頃にふたりがひっそりと日本を回ってやっていた、音楽と映像のイベントです。当時はまったく小沢健二がどうしているのかという情報がなく、わたしもこのイベントに気づいたのはすべて終わったあとでした。

ひふみよ.netにはこのように書かれています。

「秘密のトンネルのような暗がりで、写真を見て、音を聴いていただく展覧会です。「東京の街が奏でる」と「ひふみよ」のふたつのコンサート、そして、もっともっと長い時につながっています。
(中略)
きっと何か新しい感触、あるいは大きな樹のように古い感触を持って、トンネルから出てきていただける気がしています。」

うーん、なにかワクワクするものを感じます。ふたりが過ごしてきた時間の、様々なシーンを感じられるような展覧会になるんじゃないでしょうか。久しぶりに再開した友人から、時間も距離も遠いはるか彼方の出来事を、ゆったりと聞く。そんな展覧会になったらいいなぁと思います(あんまり混雑しないといいなぁ)。

彼らからのお話と同じく、長い時へつながる品々を置いたポップ・アップ・ショップというのもあるそうなので、いったいどんなものに触れられるかこちらも楽しみです。

ああ、こうやって折々に知らせを聞けるというのは、ファンとして実にありがたく嬉しいことですね。長い長い時を、遠くからの声だけを頼りに過ごしてきた甲斐がありました。

「東京の街が奏でる」と「我ら、時」で会いましょう!

【追記あり】小沢健二からの「良いお知らせ」が明日18時に発表!

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先日ニューヨークからのUstreamで発表された東京オペラシティで開催される「東京の街が奏でる 小沢健二コンサート」の予約申し込みが、いよいよ明日1月23日18:00で締め切りとなります(もう今日か)。わたしもつい昨日申し込みを済ませたばかりですが、まだの方はお忘れないようにお申し込みください(申し込みはこちらですよ!)。

さて、ひふみよ.netを開いてみるとなにやら新しいメッセージが届いていました。「雪のニューヨーク 一月二十二日」と題されたほんの短い文章ですが、予約が締め切られる明日23日18時になにやら「良いお知らせ」の発表があるんだとか。メッセージの一部を引用してみます。

「で、明日の十八時ですが、ちょっと良いお知らせをしてみます。そういうふうに、この春への時を一緒に刻んでいければと思っています。(追加公演はありませんので、その話ではなく…。)」

追加公演ではない「良いお知らせ」と言われると、どうしてもひふみよ公演の時からずっとずっと待っていたアレではないかという期待が膨らんでしまいます。あのとき聞いたあんな曲、こんな曲がまた聴けるのではないか、と。

「東京の街が奏でる」のサイトにもお馴染みの曲と並んで、「アタラシイ」として「東京の街が奏でる」、「帝都、魔界」、「神秘的(ものかたりす)」という新曲名らしきものが書かれているので、もう新しいアルバムをリリースするのに十分な曲数ができているんじゃないでしょうか。ひふみよの「いちごが染まる」、「時間軸を曲げて」とかまた聴きたくて仕方ないです。

どうかニューアルバムリリースの知らせでありますように。そう願いながら今日一日を過ごしたいと思います。

【2/2追記】発表はまあ、期待していたものとは違いますが、これはこれで楽しみです。でもアルバム…。どうなるんだろう。

2012年1月公開の注目映画リスト

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今月もあと残りわずかになってきました。

ちゃんと作ってあるのにまだこちらでは書いていない2011年公開の新作ランキングの話もありますが、1月は後半に注目作の公開が重なっているので、いまのうちに注目作についてサラッとまとめておきたいと思います。

1月7日公開『哀しき獣』

タクシー運転手をしていたグナムは、借金を返す代わりに人殺しを命じられ、出稼ぎに行ったまま消息の途絶えている妻を探しがてら韓国へ密入国する。しかし、結局は犯してもいない殺人の犯人として警察から追われ、韓国中を逃げまわるはめにになってしまう。

前作『チェイサー』も好評のナ・ホンジン監督の新作で、息もつかせぬ逃亡劇と凄まじい暴力シーンが話題です。予告で写りますが、殺害現場で人に見られてしまい戸惑っているうちに警察がやってきたものだから逃げざるを得なくなり、何人もの警官に追われながら全力で街を走って逃げるというシークエンスが、なにやらものスゴい迫力です。これは必見だというアドバイスもいただきましたので、はやめに観ておこうと思います。

・公式サイト:http://kanashiki-kemono.com/
・IMDb(☆7.4):http://www.imdb.com/title/tt1230385/
・劇場:シネマート新宿ほか。

1月7日公開『パーフェクト・センス』

五感をひとつずつ奪っていく感染症が爆発的に広がり人間社会が崩壊していくなかで、シェフのマイケルと感染症学者のスーザンの出会いと恋に落ちていく様を描いた本作。監督のデヴィッド・マッケンジーという方の作品はまだ観たことがありませんが、主演のユアン・マクレガーとエヴァ・グリーンはどちらも好きな俳優です。ユアン・マクレガーはもうあまりに馴染みの深い人ですが、特にホラ吹きの父親を演じた『ビッグフィッシュ』、エヴァ・グリーンは知的で危険な香りのするボンドガールを演じた『007/カジノ・ロワイヤル』と、どちらもとても鮮烈な印象が残っています。

また、五感が失われていく世界を舞台にしているだけあって、映像の美しさが際立っています。予告編のまだ崩壊する前の日常を写しとった映像は、もうすぐ失われてしまうという予感を含んでいて実に儚い美しさがあります。自転車に乗って走るユアン・マクレガーも実に魅力的。もうすぐ終わってしまいそうな気もするので、はやめに観に行っておきたいところです。

・公式サイト:http://gacchi.jp/movies/perfectsense/
・IMDb(☆7.1):http://www.imdb.com/title/tt1439572/
・劇場:新宿武蔵野館ほか。

1月14日公開『ヒミズ』

すでに各方面で賛否両論かなりの盛り上がりを見せている本作。古谷実のシリアス路線作品の中でも、かなりインパクトの高かった『ヒミズ』を、『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』など、ここ数年とてつもない熱量が込められた作品を連発してきた園子温監督が映画化しています。

本作は撮影準備中に東日本大震災が起こったことから、急遽脚本を書き直して震災後の話にしたことでも話題です。現実の出来事をフィクションに取り入れるには、とてつもなく大きな力が必要になるのではないかと思います。多くの人のそれぞれの視点が複雑に絡み合って輪郭を描いているものを、ひとつの視点から物語として語りなおすためには、相当輪郭を絞らなくてはならないでしょうし。しかも、震災と原発事故はあまりにも巨大で、まだ現在も進行中の出来事です。それをこんなにも早く物語にしても、普通はとても成功する目など見出しようのない気がします。あまりにも果敢な挑戦じゃないでしょうか。。

しかも、監督はいま真っ向から震災をテーマにした『希望の国』という作品を撮影しているそうです。先日は体育館での避難生活シーンを撮影するため、エキストラの募集が行われていました。本作とあわせて、園子温監督の震災をテーマにした二作品はちょっと見逃せないものになるんではないかと感じています。

・公式サイト:http://himizu.gaga.ne.jp/
・IMDb(☆7.5):http://www.imdb.com/title/tt1900893/
・劇場:新宿バルト9、シネクイントほか。

1月21日公開『預言者』

傷害罪で6年間の懲役を言い渡され暴力と欲望が支配する刑務所に入れられてしまった19歳のマリクが、マフィアのボスの指令を聞いたりしながら、必死で生き残ろうともがく。監督はジャック・オーディアール。

2009年公開と『アニマルキングダム』よりもさらに古いのですが、2010年にはカンヌ映画祭でグランプリ(審査員特別賞)、セザール賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞など9部門を受賞した、非常に評価の高い作品です。日本ではぜんぜん宣伝もされていないので詳しいことはよくわからないのですが、IMDbでも8点台という高評価がついているので、観に行ってみるつもりです。

・公式サイト:http://www.sumomo.co.jp/movie_201201.html
・IMDb(☆8.0):http://www.imdb.com/title/tt1235166/
・劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷ほか。

1月21日公開『アニマル・キングダム』

タランティーノ監督が2010年の映画ランキングで『トイ・ストーリー3』、『ソーシャル・ネットワーク』に続く第3位に入れていた本作(映画.comの記事参照)。もう2年も前の映画で、公開までずいぶん時間がかかったなぁという印象です。バイオレンス描写が激しく観客層が限られる上に、デヴィッド・ミショッド監督も長編映画はこれがデビュー作で、ほかにあまり日本で有名な役者も出ていないので仕方ないのかもしれませんが。

死んだ母親の実家であるところの犯罪一家に預けられたことから、凶悪犯罪に巻き込まれていってしまう少年を描いた話だそうです。

・公式サイト:http://www.ak-movie.com/
・IMDb(☆7.4):http://www.imdb.com/title/tt1313092/
・劇場:TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか。

その他

その他、まだいくつか気になる作品もあります。85年の吸血鬼映画リメイク『フライトナイト』、予告を観る限りではまったく面白そうなポイントがわからない『ロボジー』、そしてレオナルド・ディカプリオが初代FBI長官を演じたクリント・イーストウッド監督最新作『J・エドガー』です。特に『ロボジー』はまったく面白そうな匂いがしないので、いったいホントのところどうなのか大変気になっています。

2月はさらに注目作が盛りだくさんなので、1月のうちにまとめ記事を書くようにしたいと思います。来月はちょっと多すぎてとても全部は観れそうにないくらいです。楽しみですね。

1月7日公開『フライトナイト』☆6.4
1月14日公開『ロボジー』
1月28日公開『J・エドガー』☆7.1

スタートライン

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新しくブログをはじめることにしました。今年は書き続けることを目標にしようと思っていて、体験したこと、見聞きしたこと、感じたことなど、なんでもとにかくひとつずつ言葉にしていくつもりです。

去年は書きたい気持ちはありながらも、実際は書くことがほとんどできないでいました。書きたいことはたくさんあるのに、いざ書こうとするとどうにも言葉が出てこない。それどころか、書きたいと思うことが思い浮かぶことはあっても、実際は書き始められないことのほうが多いくらいでした。

というのも、ものを書くときには、なにかちゃんとした形にしなくてはいけないという気持ちが強いので、書こうという気持ちになるまでのハードルが高いし、書いたときにも自分の書いたものに納得がいかなくて書くのがものすごく遅くなってしまうからです。ちゃんとしたものを書かなくてはとか、立場的にこういうことを書くのはどうなのかとか、そういう意識ばかりが強くなってしまうのです。これではせっかく書きたいことがあっても、かえって書けなくなってしまうので、意味がありません。

ということで、まずはちゃんとしたものを書かなくてはとか、良い文章にしなくてはとか、そういう気持ちをいちど脇において書けるようにするために、冒頭に書いたように体験したことをとにかく言葉にしていってみようと思っているのです。どんなに小さくてつまらないことでも、とりあえず言葉にしてみる。そんなスタンスで書いてみようと思います。

当面はほんとにここでは読み書きを練習しながら、少しずつでもなるべく途切れないように書き続けていきたいと思います。そんなわけで、結構このタイトルに恥ずかしい気持ちもあるのですが、そこをスタートラインとして「読み書き練習帳」をはじめたいと思います。