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ともに時を過ごそう/小沢健二「東京の街が奏でる」

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2012年3月21日(水)、東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアルで開催された、「東京の街が奏でる 小沢健二コンサート 二零一二年 三月四月」の第一夜に行ってきた。

オザケンのライブに行ったのは2010年の「ひふみよ」がはじめて。それからもう、あっという間に2年近くが経った。当時、小沢健二の活動と言えば、雑誌に物語を連載しているくらいで、音楽関係は何年も音沙汰のない状態が続いていた。2006年に『毎日の環境学』というアルバムがリリースされていたが、全曲ボーカルなしでライブもいっさいやらなかった。だからその頃のわたしはもう生涯、小沢健二の音楽を生で聴く機会は無いのだろうと諦めていた。 続きを読む

「善きもの」とは何か?/高野山真言宗「実践カウンセリング講座」に思う。

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先日、京都の真言宗大本山智積院で開催された高野山宗教カウンセリング研修会「実践カウンセリング講座」に参加してきた。

これまで書籍で読んだくらいで、カウンセリングを講座で学ぶのは初めて。しかも、仏教系のカウンセリング講座だったため、どういう内容になるか想像ができなかったのだが、なかなか面白かったので一度感想をまとめておきたい。 続きを読む

「生きる」ことの前提は何か?/西村佳哲『自分をいかして生きる』

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西村佳哲さんの『自分をいかして生きる』(バジリコ)を読んでいて、びっくりする言葉にぶつかった。

それは「自分の仕事」とは、「自分の存在とつながった、いわば自己一致感の高い働きとして社会に差し出されるもの」であり、それは「自由=自らに由って行われること」だという話に続く、果たしてそれは可能なことなのかという疑問から生じたこんな一節だ。 続きを読む

マーティン・スコセッシ『ヒューゴの不思議な発明』を観た!

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あらすじ:父親を事故で亡くしたヒューゴ・カブレ(エイサ・バターフィールド)は、パリ・モンパルナス駅の時計台に隠れてたったひとりで暮らしていた。ある日、父親の遺した機械人形を修理するため部品を盗ろうと駅のおもちゃ屋へ行くが、店の主人パパ・ジョルジュ(ベン・キングズレー)に捕まり、父のノートを取り上げられてしまう。パパ・ジョルジュの養女・イザベラ(クロエ・グレース・モレッツ)の協力を得て、ヒューゴはノートを返してもらう代わりに店で働き始めるのだが、父親の機械人形とノートが実はパパ・ジョルジュが封印した過去に関わるものだったことを発見する。

先日行われたアカデミー賞で視覚効果など5部門を受賞した本作。映画の日だったこともあり、公開初日の3月1日に観てきました。映画愛溢れる作品だということくらいしか知らずに行ったのですが、3Dを生かした素晴らしいオープニングであっという間に引き込まれ、映画の始まりに関する映画だったのか!と驚きつつ、最後はもうなんだかわからないけどボロボロ涙が溢れて止まらないような有様でした。 続きを読む

スティーブン・ダルドリー『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観た!

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あらすじ:9.11の同時多発テロで父親(トム・ハンクス)を亡くした9歳の少年オスカー(トーマス・ホーン)は、1年が過ぎても未だにそのことを受け入れられず、夫の死を乗り越えようとする母親(サンドラ・ブロック)とも関係がうまく行かなくなってしまっていた。ある日、オスカーは父のクローゼットで1本の鍵を発見し、彼が遺してくれたものを見つけるためニューヨークの町へと飛び出していく。

先日観てきた本作。個人的にはなかなか気に入ったものの、批評的な評価は非常に低く、この落差がどこにあるのかずっと気になっていました。数日前に映画好きの友人が本作を観てくれたのですが、懸念していた通り「残念な映画」と感じたようで、それからずっとTwitterでこの映画について語り合っていました。 続きを読む